同じ感覚

葉室麟の「千鳥舞う」を読んでいます。
博多八景を描く女絵師の話ですが、これがとてもいいのです。
恋しぐれ」と同じように読んでいて心地良く、静謐で、人情話にほろっとさせられる。。。
私好みの話です。
物語の中で、“絵には人の心が表れる”というところがあります。
きっと、本の中には作家の心が表れているのでしょう。
おおよそ作品といわれるものの中には、それを作った人の心が。
この「千鳥舞う」にしろ、「恋しぐれ」にしろ、はたまた「みをつくし料理帳」にしろ、
自分が心震わされる物語を、読んで同じように感じる感覚を持つ人を、パートナーに持ちたい
なぁと思いました。
やはり価値観って大切ですね。