平田オリザさん講演会

平田オリザさんの講演会に行ってきました。
何故か私にとって平田さんは一目置く存在。 といっても平田さんに関わりあるものは、「その河をこえて、五月」しか知らないのですが。。
講演のお題は“コミュニケーション教育の現在”。 おそらく教育に携わる人たちが、多く聞きにきていたと思われます。 平田さんは演劇人として、小学生から大学生まで、多くの教育現場に関わっておられることを知りました。 講演内容をメモすることができなかったので、詳しいことは忘れてしまいましたが、頭に残っているのは、対話することの大切さでした。 対話とは、自分の考えと相手の考えを摺りあわせること。 そのために平田さんは、数多くの教育現場で、演じること(ロールプレイング)を通して体得するきっかけを作っておられます。 このような取り組みは、韓国や東南アジアでも実施されていて、残念ながら日本は遅れをとっているということでした。
最近よく‘聞く力’を耳にしたり目にしたりしますが、それと同じくらい対話する力、自分の考えをたとえたどたどしくても表現する力、言葉に表す力が大切なんだということがわかりました。 それを大人が子どもたちに教えていかなくてはいけないということです。 でも実のところ、大人である私が対話する力を持っていなくて、苦手とするところです。。 いろいろ考えさせられる講演会でした。 実際に教育に関わっておられ、世界を渡っておられるからこそ、平田さんの言葉には力強さと確信が感じられました。