葉室麟の「恋しぐれ」を読み終えました。
与謝蕪村を中心として、円山応挙上田秋成や呉春など、聞き覚えのある
人たちが登場します。
静を感じました。 
例えば冬の、しんしんと雪が降り積もっていく、あるいは獅子脅しの音が辺
りに鳴りひびく、そのような静けさ。。 
派手さや力強さはないけれど、風流というか風雅で。 奥ゆかしくて味わい
があって。。  
こんな物語は初めてかもしれません。 夢中になって一気に読んでしまいま
した。 もう一度最初から、今度はじっくり時間をかけて、一人ひとりの心情を
酌みとりながら、読み直したいです。