見送ること

普段めったに会うことはないけれど、会えばかわいがってくれる知り合いの
おじ様が、今ホスピスで緩和ケアを受けています。
肺がんが全身に移転しているらしく、もって1、2週間の命だとか。
お見舞い行った人の話しによると、酸素呼吸器をつけている状態だけれど
幸いガンの痛みはほとんどないそうです。
おそらく見舞いに行くこともできないまま、お別れすることになるでしょう。
つらいことですが、私たちはこれを受け入れなければいけません。
自分の番が回ってくるまで、きっとこれから何十人という人たちを見送らな
ければならないことでしょう。
普段意識することはないけれど、死は決して遠い存在ではないことを、心の
中では準備しておきたいものです。