垢落としの旅

i-yuki2012-05-10

6年間の勤めの垢を落としに温泉に行ってきました。 選んだ先は、いろいろ迷った挙句大原に。
当日お昼前に河原町に着いて、まずは腹ごしらえ。 今回の旅のもう一つの目的は、有名処で食事をすること。 ガイドブックで何回も入念にチェックして厳選したお店の最初は、汁物で有名な“志る幸”。 白味噌のほんのりと甘い汁物は、ほっこりするやさしいお味。 でも内容のわりにはちょっとお値段が高いなぁ〜というのが正直な感想。 まっ、京都ですから。 食べ終わってすぐに一筋違いの甘味処“月ヶ瀬”へ。 京都で知らない人はいないと言われるくらい有名らしいです。 開店早々のせいかお客さんは私一人。 名物のあんみつを食べたんですけど、これが「うん!うまい!」と目をみはるおいしさでした。
食べ終わったら大原へ移動です。 大原へ行くのは10年ぶり。 シーズンではないので、さすがに人はまばらでした。 三千院と宝泉院を見学。 どこも新緑が瑞々しい。 ゆっくり回って今日のお宿へ向かいました。
宿は、寂光院の近くにある民宿「大原の里」です。 部屋から見える緑の楓がとてもきれい。 秋はさぞかし紅葉がきれいだろうと想像されます。 早々に旅の目的である温泉につかりました。 誰もいなくて一人ゆ〜っくり。 露天風呂にも青々とした楓が。 まだ日の明るいうちに温泉に入ってるなんて「なんてぜいたく〜〜!!」を実感。 しかもお肌がツルツルに! 結局3回温泉に入り、3回とも独り占めでした。 お部屋と料理は民宿らしくこじんまりしたものでしたが、なんせとにかく温泉が申し分なし。 とても気に入りました。
次の日は寂光院へ。 吉川英治の新平家物語を読んだこともあって、当時に思いを馳せます。 ここも楓が見事で、やはり秋に来て見たくなりました。 大原を後にして、次の目的地、下鴨にある“茶寮宝泉”に向かいます。 前々から行ってみたくて、ようやく実現することができました。 食べるところは全てお座敷で、お庭を望むことができるように床机が並べられています。 これが立派なお庭で、お寺にも負けないくらいの造りです。 いただいたのは冷やしぜんざい。 お店の構えのように、なんともお上品なお味。 あずきがおいしくて、おかわりがほしいくらいでした。 ふと、床の間に目をやると双葉葵があるではありませんか。 さすが場所柄。 しかもかわいらしくお花をつけています。 なんだかとても縁起のいいものを見させてもらえたようで、得した気分になりました。 そういえばもうすぐ葵祭りですね。 お土産のお菓子を買って、お店を出ました。 
賀茂神社で去年買ったお守りを返納して、糺の森をぬけると、小腹がすいてきたので、パン屋さんでサンドイッチを買って食べました。 もちろんここもガイドブックでチェック。 この旅の食べ収めです。 ほどよく疲れて家に帰りました。 あ〜楽しかった♪