仙洞御所

誕生日を記念して参観申込をしていた仙洞御所に行ってきました。 とても楽しみにしていて、でも残念ながら当日は曇り空でした。 まぁ傘をささないだけ良かったですが。。
仙洞御所の建物は7回消失してその後再建されなかったので、今見学できるのはお庭と茶室、そして大宮御所の一部です。 大宮御所は今も天皇ご一家や関係者の方々が滞在されたりするそうです。 お庭は小堀遠州の作ですが、当時そのままのところは極々一部しか残っていません。 それでも風光明媚さはそのままで、桜や藤、紅葉が美しく、雪景色もまた一層の趣があるそうです。 確かに今はまだもみじも青々としていましたが、これが赤く染まったらさぞかしきれいだろうと思いました。 ガイドさんによると西日射すころが一番きれいだとか。 でもその時間帯は参観時間ではないので、一般人は一生目にすることがありません。。 
参観の競争倍率は高いと思っていたのですが、参観者の中には月に一度見学に来る人がいるらしく、平日で時季を外せば案外桂離宮修学院離宮も参観可能かもしれないです。

さて、せっかく誕生日に仙洞御所まで来たのですからお昼もちょっと贅沢しなくちゃ!と思い、懐石を食べることにしました。 お店は京料理藤本。 1Fはカウンターのみで8席、2Fには団体さんが入っていたようです。 私たちはカウンター席でいただきました。 2900円のコースにグラスワインをオーダー。 前菜、椀物、お造り、焼魚、ごはん、デザートがコース内容です。 いや〜、、おいしかったですね〜〜。 きっと素材の新鮮さがおいしさの一番の理由でしょう。 そして最小限の味付けで。 焼魚の鰆が本当においしかったです。 添えてあった万願寺とうがらしも甘くてやわらかくて。。 一口食べるごとに「おいしい♪」の連発でした。 お店を出る際ご主人が玄関先まで見送りに出てくださり、挨拶してしばらく歩いて振り返るとまだ見送ってくださっていて、またしばらく歩いて振り返るとまだ立たれていて驚きました。 私たちは一元の客にすぎませんが、ご主人の客に対する心構えを見させていただきました。 またぜひ、次は夜に行ってみたいです。

帰りは河原町まで出て、村上重でお漬物を買って帰りました。 今回は茗荷の漬物に挑戦。 
デートするんだったらやっぱり京都がいいな〜と再認識した一日でした。 よかったよかった。


 大宮御所

 茶室
 茶室
 雷型が今風のデザイン




 藤棚の橋

 皇太子様が乗られるという船