恩師の展覧会

小学1・2年と5・6年を同じ先生に受け持ってもらいました。
さすがに1・2年の記憶はありませんが、5・6年になるといろんな思い出が残っています。
その先生が地元で展覧会を開いていることが、新聞の地方欄で紹介されていました。
先生のご主人はカメラがご趣味で、その撮影に同行し、撮影の間先生は絵を描いていられたそうで、
「いつか二人展を開けたらいいね」とお二人で話されていたそうです。
残念ながらご主人は癌で亡くなられましたが、周りの方の協力があって、ご主人の写真と先生の絵の
二人展が実現した展覧会です。
素敵な作品でした。
ご主人の写真は樹々の写真が多く、じっと見続けていたい、見飽きることがない、と思わせる作品でした。
そして先生の絵は、爽やかにささやかに飾られていました。
ぜひ先生と言葉を交わしたかったのですが、入れ替わり立ち替わりいろんな人と挨拶をされていらしたの
で、記帳だけをして帰ってきました。
“先生”という面しか知らなかったですが、一人の女性としての先生の人生の一瞬に、垣間立ち会うことが
できたような気がしました。