風情

またしても鬼平に胸をキュンと射られました。
今回は女密偵おまさのしぐさに。
あじさいが写っていたので季節は初夏でしょう。
鬼平密偵の彦十を見舞って二人が和やかに話をしているところ、一歩下がった
ところで二人のやりとりを見守っていたおまさが、ゆるやかに、しなやかに鬼平
団扇で風をおくっていたのです。 そのようすがなんともいえず夏の情緒を漂わせ、
日本女性のつつましい美しさをも感じさせてとても良かったんです〜
団扇をあおぐ、ただそれだけのしぐさに鬼平への信頼、仕える主人への愛情が伝
わってきました。
おそらく今の日本では、夏にクーラーなしの生活は考えられないから、団扇で風を
おくるという風情を感じることは難しいでしょう。 でも、縁側があるようないわゆる日
本家屋に住んでそういう風情を味わってみたいし、時代遅れでしょうけどおまさのよ
うなたおやかな日本女性になりたいです。
あこがれる〜〜。。