次の段階へ

父の手術の結果を聞きに行ってきました。
CTで撮った画像から、ガンを殺す薬がちゃんとたまっている様子がわかりましたが、効果が確認できるのは3ヶ月後になるそうです。
今後はカテーテルを繰り返し、場合によっては抗がん剤の服用になるという先生の話でしたが、どうしてラジオ波は行われないのか不思議に思って尋ねてみると、ラジオ波の治療はガンが3個までの場合で、実は父は5個だと思っていたガンが10個、あるいはそれ以上あるということでした。 いずれも1mmほどの小さいものですが。
肝臓は、もうその状態まできていました。
カテーテルをしてもガンを完全に殺すことはできず、小さくなるか、あるいは消えてもまた再発するか。 カテーテルは肝臓への負担が大きいので何回も行うことはできず、そうなると抗がん剤の服用による治療が有効であるということです。
父と母と私。 冷静に、静かに先生の話を受け止めました。 病室に戻って、父は「覚悟ができた」。 私も。 きっと母も。
おそらく3ヶ月後から半年のうちに再度カテーテル。 その後は抗がん剤。 ただ父は副作用が出やすい体質なので抗がん剤は服用しないかもしれません。 そうなると。。。
折りしも今日の梅ちゃん先生は、がん患者を看取る話。 できることなら、父も最後に苦しい思いをすることなく静かに。。
冷静に受け止めはしていますが、やはりふとした拍子に、胸にいろんな思いがこみ上げてきて泣いてしまいそうになります。
まだしっかり歩けるうちにいっぱい遊んでほしい、前向きに人生を歩んでほしい、そう願います。