初播磨屋!

待ちに待った吉右衛門をついに見てきました!
吉右衛門の演目は渡海屋大物浦です。 化粧をして鬘や衣装を身につけていると誰だかよくわかりませんが、あの声はまさしく鬼平の声。 生で聞けるなんて感激しかり。。。
吉右衛門扮する知盛が、最後体に縄を巻きつけて海に落ちる場面は有名だと思いますが、知盛の哀れさに胸がぐっとくるのと同時に、海に落ちる瞬間の立ち回りの迫力に、思わず「あっ!」と声がでてしまいました。
渡海屋の後、中村又五郎歌昇襲名の口上で吉右衛門はじめ役者たちがずらりと並んで挨拶をし、続く吉野山では仁左衛門が登場したりして、ここまでは面白く見ていたのですが。。
すでに4時間が経過。 最後の演目が染五郎の河内山で、物語がよくわからないうえにわかりやすい見どころもなく話が淡々と進むので、見ているのがちょっと苦痛に。。 終わったときには正直「やっと終わった。。」とホッとしました。
長時間はやはり疲れますが、それでも年に一度は、こういう華やかな雰囲気を味わいたいなぁ〜と思いました。 できれば吉右衛門がもっと登場するものを。。