山はいい −立山黒部−

2回目の立山黒部アルペンルートを旅してきました。 前回が雪と紅葉のドラマチックな景観だったので、その時ほど感動は少ないだろうと思っていましたが、今回は今回で感動を新たにした旅になりました。 
ルートは前回と全く同じルートです。 台風の影響を受けた出発になって、富山に着いたあたりから雨模様になりました。 弥陀ヶ原に着いたのは午後2時半ころ。 雨は降ったりやんだりだったけど、なんとなく空は明るかったので、ホテル前の散策路を歩いてみることにしました。 最初は傘をささずにすんだので写真を撮ったりしながら歩いてたのですが、半分ほど来たくらいで小雨に。 そのうちに大粒の雨に変わって、残りの道を黙々と歩くことに集中。 1時間弱の散歩でしたが、ホテルに戻った時はほっとしました。 そんな雨でもこれから散歩に出発する人が大勢いて、みんな「せっかくだから」という気持ちで行くんだろうな〜と見送りました。 
初日の宿は弥陀ヶ原ホテル。 部屋はわりと広く、温泉ではないですが大浴場でゆっくりつかることができて、ごはんもとてもおいしかったです。 窓からは富山市街の夜景を見渡すことができました。 弥陀ヶ原ホテルといい前回泊まったホテル立山といい、山の上といってもホテルの質は上等です。
翌朝は部屋が明るくて目が覚めました。 ウソみたいに晴れました。 これこそ寝ているのがもったいなくて、朝の散歩に出かけることにしました。 朝日に照らされて山がきれいです。 雨のおかげで空気が澄んで、富山市街だけでなく、富山湾、その向こうに能登半島をはっきり望むことができました。 朝ごはんをしっかり食べて室堂平へ。 高く聳え立つ山々が本当にきれいです。 前回はちょうど初冠雪した日にあたって1m先も見えないほどの視界の悪さで何もできませんでしたが、今回は言うことなしのお天気に恵まれて、みくりが池まで散策することができました。 思っていた以上にたくさんの人が来ていて、この人たちはみんな山が好きなんだと思うと嬉しい気持ちになります。 アップダウンがきつくて私と父は途中で引き返したのですが、地獄谷の方まで行ったあゆたんたちは雷鳥を見たらしく大喜びしていました。 黒部ダムでは放水を見ることができて、想像以上の迫力にちょっと足元が怖かったです。 ここで食べたりんごソフトクリームがおいしかった〜♪
2日目の宿がある大町温泉郷に着いたのは3時半ころ。 この日の宿は前回と同じく松延さん。 前回泊まった時に私も母もとても気に入って、今回もぜひにと希望した宿です。 早めのお湯にゆっくりつかりました。 露天風呂では月見酒にと置かれていた清酒を一口いただいたりして。 料理もおいしく、今回も大満足の逗留となりました。 
最終日は早めに出発して松本城へ。 さすがに松本まで来ると暑い。 日差しもきつい。 お城は人が多くて入城しても大渋滞。 上にあがるのに50分かかるというのであきらめました。 外に出ると入城するのに30分待ちと表示があってびっくりです。 暑いのにたくさんの人が並んでいました。 かなり時間的にきわどいなかで、執念でおそばを食べて(やっぱりうんまい!)、おやきを買って、帰りの電車に乗り込みました。
本当に心に残るいい旅行になりました。 また行きたい。 これから先の自分の境遇は全くわかりませんが、行けるようにがんばりたい。 体力も財力も時間も。 あぁ私はこんなにも山が好きなんだと、改めて実感しました。


 富山市街・富山湾能登半島 
 どこの山か不明。。
 室堂
 みくりが池
 地獄谷
 黒部湖
 黒部ダム
 松本城